野菜ソムリエとは

野菜ソムリエ(旧:ベジタブル&フルーツマイスター)とは

2001年10月に生まれたベジタブル&フルーツマイスター。
ベジタブル&フルーツマイスターの養成・認定機関である日本ベジタブル&フルーツマイスター協会では、この資格を「野菜や果物の美味しさや楽しさを理解し伝えることが出来るスペシャリスト」と定義しています。
日本に古くからあるもののほかに、新しい品種が外国から入ってきたり、また国内でも盛んな品種改良が行われ、野菜や果物は日々増えていくばかり。
しかしながら、情報はまだまだ少ないのが現状です。
生産者と生活者との間に立ち、これらの魅力を学び、自ら楽しみ、さらには身の回りの人々に伝えていくことが、野菜ソムリエには求められています。
もともとは、食にかかわる業界向けの資格だったのが、私のように一般の、特に主婦層に人気が高まり、普及しているようです。

また、正式名称が2010年4月1日より、「野菜ソムリエ」となりました。

主催は日本野菜ソムリエ協会

2001年に発足した日本野菜ソムリエ協会は、野菜ソムリエ養成講座、OB会「ベジフルメンバーズクラブ」、食育プログラム「ベジフルキッズクラブ」などを通じて、人材の育成に努めています。
日本野菜ソムリエ協会

注目・人気の資格

野菜ソムリエは、取得者を2007年1月に10,000人突破した人気の資格です。
受講者も続々増えており、特別な資格ではなく、よりよい日常の暮らしのための、スタンダードな資格になりつつあります。
有名人の中にも有資格者が増えています。
長谷川理恵さん、王理恵さん、西村知美さん、最近ではお笑い芸人のロンドンブーツ1号2号の敦さんなどなど。
そして木村郁美さんを始め、何故かアナウンサーの方にも多くいらっしゃるのは、食に関するレポートがお仕事の一部でもあるからなんでしょうか。
番組の企画でと云うのもよくあるみたいです。
講座でご一緒した、とあるケーブルテレビのアナウンサーさんも、「美味しいの表現のバリエーションが少なくて、いつも困るので勉強しに来たんですよ」とおっしゃっていました。

レストランや食関連のお店で「野菜ソムリエの・・・」と云う冠が付くところも目にするようになりました。
お店選びをする時には野菜ソムリエがいるかどうかも見て、野菜や果物をより楽しめる食事が期待できるかをチェックできるようになるかもしれません。

資格は3段階

ジュニア野菜ソムリエ

まずは、このジュニアの資格を取得します。
ジュニアのゴールは、野菜や果物の魅力をまず自分自身で知り、なおかつ楽しむこと。
暮らしの中ですぐに実践するためのノウハウが、たっぷり学べます。

1回2時間の講座を7回受け、終了試験に合格すると、この資格を得られます。一度資格を得ると、特に更新手続きは必要ありません。

通信講座(1日のスクーリングとDVDでの受講)も開催されたようです。次回の開講日程については未定ですが、なかなか講座に通うのが難しい方には、待ち遠しいものだと思います。

野菜ソムリエ

ジュニアの次に取得できるのが、このマイスターです。
マイスターは、もう一歩踏み込んで、生産や流通・マーケティングなど包括的にを学び、周囲に野菜や果物の魅力や楽しさを伝えていくことが要求されます。

1回2時間の講座を12回受け、3次試験(筆記試験、口頭試験、面接)を経て、ようやく合格となります。
2008年3月に、この一次検定が試験的に変更になったことが発表されました。
第44回検定(2008年5月10日)より、下記の通り変わります。
現在: 全科目(5 科目)を受験し、毎回ごとの得点を集計して合否結果を出す。

今後: 全科目(5 科目)を受験し、75 点以上を得点した科目があれば、その点数を次回開催検定に繰り越すことが可能(繰越点)。
次回開催検定時には、得点が繰越点以下であれば繰越点を、繰越点以上であれば実際の得点を(つまりより高い方を)使って集計。


つまり、一度落ちて次の受験の際には、苦手な科目に注力できる、ということでしょうか。詳しくは、日本ベジタブル&フルーツマイスター協会へお問い合わせください。

マイスターになると2年ごとに更新が必要で、クラブ活動に出席したり、ベジフルカルテを提出したりなどの条件をクリアすることも必要となります。

なお、2008年月には、通信講座も開講されるようです。こちらも在宅で学べるとあって、たいへん人気のようですので、お申し込みお問い合わせはお早めにどうぞ。

シニア野菜ソムリエ

野菜ソムリエの最高峰はシニアの称号が付きます。
野菜や果物を通じて社会で活躍することがゴールとなります。
まだ10人程度しか誕生していないそうです。

1回2時間の講座を17回受け、2次試験(筆記試験、論文審査)を経て、晴れてシニアとなります。
なお、1年ごとに更新が必要です。

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